翻訳さとり日記
30代文系主婦、特許翻訳者への道
学習記録

学習記録(2022/6/30-7/5)

目標

岡野の化学(206)続きから

実績

・岡野の化学(206)~(210)途中まで
・動画視聴
4159_2年で結果を出すために
4160_特許制度と形式と検索

学んだこと

・ハロゲンの水素との反応、ハロゲン化物
・硫黄とその化合物
・硫酸の性質
・弱酸遊離反応
・二酸化硫黄の性質
・酸化物
・漂白作用、漂白剤
・硫化水素の性質
・炎色反応
・気体の製法と検出法
・気体の発生装置と捕集方法
・気体の乾燥剤

無機化学の学習を続けています。

濃硫酸の性質について、テキストに
・不揮発性を示す
・吸湿作用がある
とあったので、なぜなのか整理しておきたいと思います。

硫酸の構造

硫酸の構造式はこちらです。

このように、硫黄原子を中心として、
電気陰性度の大きなO原子が2つ、
そしてOH基が2つ結合しています。

この構造式を見ただけで、濃硫酸が不揮発性や吸湿作用をもつ理由に
思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

濃硫酸の特徴

もう一つの手がかりは、それらの性質を示すのが、希硫酸ではなく
濃硫酸である、という点かと思います。

濃硫酸は、硫酸の質量モル濃度が90%以上のものを指し、
希硫酸は、90%未満のものを指すようです。

98.5%の硫酸水溶液として市販されているものもありました。
この場合、ほぼ硫酸で、水はほんの少しだけ、という組成です。


出典:https://kenkou888.com/category21/kiryuusan_nouryuusan.html

濃硫酸の場合、周りに水分子がほとんどおらず、硫酸分子がひしめき合っている状態です。ここで、硫酸の構造をもう一度見てみます。

末端にOとHを持つ硫酸分子がひしめき合っているとどうなるか。
そしてOとHの間に働く力といえば・・・そう、水素結合です。

硫酸分子同士が水素結合で引き合うことで、揮発しにくくなっているのです。

ちなみに沸点は、98.5%の硫酸(水溶液)の場合、380℃です。
沸点も高いですね。

この硫酸分子、水とも相性ばっちりで、水素結合によって引き合います。
硫酸分子が水分子と引き合うと、吸湿作用を示します。
高校化学では、濃硫酸は酸性の乾燥剤として出てきます。

まとめ

濃硫酸が不揮発性を示し、吸湿作用を持つのは、
ひしめき合っている硫酸分子が、硫酸分子同士もしくは水分子と
水素結合するためでした。

【参考】
https://products.kanto.co.jp/products/denshi/pdf/denshi_sdsjsulfuricacid9801.pdf

明日(7/6)の予定

岡野の化学(210)続きから