本日の目標
・岡野の化学(82)~
実績
・岡野の化学(82)~(84)、(85)途中まで
学んだこと
・電子配置図
・同位体、同素体
・周期表の見方
周期表の第2族元素について調べていた時、アルカリ土類金属にベリリウムとマグネシウムを「含む」としている記述と、「含まない」としている記述の両方が散見されました。
調べてみたところ、IUPACの勧告で、2族のすべてがアルカリ土類金属に分類されたそうです。これを受けて、日本化学会が2015年に高校化学の教科書における用語の見直しを提案し、その後、教科書が改訂されたようです。
(抜粋)
(C) 用法・使用範囲の見直しを提案する用語(4個)
アルカリ土類金属(英語alkaline earth metals)
【現状】高校教科書ではほぼ例外なく,「2族元素のうち,BeとMgを除く4個(Ca,Sr,Ba,Ra)をアルカリ土類金属という」と記載している。
【提案】2族のすべてをアルカリ土類金属(アルカリ土類元素)と呼ぶ。ただし,「BeとMgを除くことがある」と付記してもよい。
参考:https://www.chemistry.or.jp/activity/report/20150317.html
ただし現在でも、ベリリウムとマグネシウムが第四周期以降の元素(カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ラジウム)と異なる性質を示すことから、アルカリ土類金属に含めない場合もあるようです。以上の経緯があったことを知っておくと、どっちなんだろう?と混乱せずにすむかもしれません。
明日(4/22)の予定
・岡野の化学(85)途中から
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