本日の目標
・岡野の化学(62)~
実績
・岡野の化学(62)
学んだこと
ゴムに硫黄等を加えることで、ゴムの性質を変化させる「架橋」という操作について学びました。以下に説明してみます。
架橋(かきょう)
生ゴムに硫黄を加えて反応させると、適度な硬さと弾力が生まれます。これは、ゴム分子ー硫黄ーゴム分子というように、硫黄がゴム分子間を繋ぐ(結合を作る)働きをするためです。硫黄とゴム分子との間にどんどん結合ができていくことで、生ゴムの密度は高くなり、弾力性が生まれます。
チューインガムを想像してみてください。噛んでいると口内の温度で温められて柔らかく伸びますが、噛むのをやめても元の形に戻ることはありません。また、口から出すと、冷えて硬くなってしまいます。これを硫黄を加える前の生ゴムの状態だと考えてください。
このような状態の生ゴムに硫黄を加えるとどうなるのでしょうか。輪ゴムのように、弾力が加わるのです。輪ゴムは引っ張ると伸びますが、引っ張るのをやめると、びよんと元の大きさに戻ります。
このように、架橋によってゴムの性質を変えることで、私たちの生活に役立つ便利な製品を作ることが可能になるのです。生ゴムに加える硫黄の割合を増やすと、ゴムの硬さが増します。手で伸ばすことができる輪ゴムから、硬くてしっかりしているタイヤまで、さまざまなゴム製品の裏に「架橋」の働きがあるのです。
明日(4/11)の予定
・動画視聴
4123 メディカルライターへの架け橋
・学習計画見直し
ビデオセミナーをありがとうございます。明日上記の動画を視聴し、学習計画の見直しをいたします。
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