翻訳さとり日記
30代文系主婦、特許翻訳者への道
学習記録

学習記録(2022/2/25)と矢印の向き

本日の目標

・岡野の化学(21)途中から~

実績

・岡野の化学(21)途中から
・岡野の化学(22)

今日学んだこと

岡野の化学(21)で、アルコールは水素結合をするので沸点が高いと学んだ際に、電気陰性度の話が出てきました。そこで電気陰性度について調べたところ、関連して極性共有結合と双極子モーメントの話が出てきたので、そちらも調べることにしました。

その際に複数の資料を見比べていたのですが、資料によって矢印の向きが違っていることに気づきました。以下に例をお示しします。

※出典は示しませんが、ネットからお借りした図です。

この二つの図を見比べたとき、最初の図は矢印がマイナスからプラスに向かって伸びていますが、次の図はプラスからマイナスに向かっています。

このほかに双極子モーメントも併せてを示している図もあったのですが、双極子モーメントを上の矢印と同じ方向にしている資料もあれば、逆としている資料もありました。

はてさて、どっちが正解なのかな?と思って検索したところ、こちらの資料を見つけました(下線筆者)。

出典:https://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/support/yuki_spectrum.pdf

双極子モーメントは-から+方向へ矢印を書くようです。そして、どうやら有機化学では、プラスのついた矢印を用いて、+から-方向へ分極の方向を示すようだと分かりました。

「有機化学では」とありますので、他の分野では逆なのかな?と思い、調べたところ、ブルース有機化学 第7版(上)p12にこのように記載がありました(下線筆者)。

結合の極性の向きは矢印で表される。電子が引かれる側に矢印のもとを示し、負の結合末端に矢印の先がくるようにするのが化学者の慣例である. 矢印のもとの近くにある垂直の線は正の結合末端を示す(物理学者は矢印を反対の向きで示す).

どうやら、化学と物理とでは、矢印の向きが異なるようです。こちら(現代化学 2017年4月 58-59ページ)では、同じ「化学」とついていても、有機化学と物理化学では双極子モーメントの矢印の向きが逆となることに言及されています。

以上のことから、以下の通り結論を出しました。

・双極子モーメントを示す矢印は-から+方向に引く
・有機化学で極性の方向を示す矢印(+のついた矢印)は+から-方向に引く

管理人さんがいつもおっしゃっているように、教科書(今回はネットで見つけた資料)がいつも正しい訳ではない、ということを実感した次第です。

 

※週末は所用で不在にしますので、明日(2/26)の進捗報告ブログはお休みさせていただきます。